健康のお話。

娘が1歳半を過ぎた頃。
1ヶ月ほど夫が胃腸炎のような症状で悩まされていました。

毎年夏が終わりを迎える頃に胃腸炎になっていた夫。
今回もまたそれだろうと話していたのですが
いつになっても回復に向かわず。

総合病院で血液検査をしたり、
処方された薬を服用していたのですが
体調が思わしくなく、
仕事も休むようになりました。
食事はお饂飩とお粥を少々。
スポーツドリンクでカロリーを摂るも痩せていく彼。

そんなある日の早朝、夫からSOS!!

「satohaoちゃん…救急車…お腹が痛い…」

顔が真っ青で手も冷たく、寝ぼけた私も驚くほど。

救急車を呼び、近所の救急病院へ。
私も娘と保険証を持ってタクシーで向かいます。


病院に着くと医師から

「癌腫瘍が破裂して腹痛を起こしています。」

と。

「癌?!?!」

不意打ち過ぎて血の気が引きました。

「今すぐに開腹手術をして腫瘍を取り除いて
 治療を始めないと危険ですね、これは。」


こうして私たちの闘病生活が始まりました。

その日は夫のご両親に連絡したり、
入院の準備をしに帰ったり。

翌日の手術では開腹したものの、
癌腫瘍が予想以上に大きく
まわりの臓器(膀胱や腸)に癒着していたため
何もせずに閉じたと言われました。

開腹手術後の夫は麻酔がとけた後、
あまりの痛さに顔が歪んでいました。

ちなみに腫瘍を無理に取った場合、
ストーマ(人工肛門人工膀胱)を設けなければならず
まだ30代の夫を主治医は不憫に思い、
抗がん剤治療の経過を見ながら
相談して手術をしようと思ったそうです。

良かった…。

運ばれた先の病院は癌専門の病院ではなかったのですが
担当医が癌専門の県立病院出身の先生で
やんわりと癌専門の某有名病院へ
行かれた方が良いと言ってくださいました。

途中、夫の実姉から
satohaoが用意していた食事が
冷凍食品だから弟は癌になった!!
と受け取れるLINEを受信して心が折れましたが…😞
(ミールキットの余った食材を冷凍して利用したから?)
(ミールキットで作った余り物を冷凍保存して食べてたから?)

夫の実姉の心無い攻撃に私は泣くことしかできず。

私の家族や友人は離婚案件と判断し、
夫にその件を伝えてくれたり
日々、私の心の支えになってくれました。


カットモデルをしている彼女は
追い打ちをかける記事を
SNSに公開ポストするので驚き。
カットモデルにもファンが付くようで
そのコメントを読んでまた落ち込む。


私も読まなきゃ良いのにw


今は表向き、
気にしていないというスタンスですが
親族で集まった際に2歳の娘に
保育園育ちは図々しいと言ってきたので
もう彼女には…。


そんなこんなで某有名癌専門病院へ転院すべく
検査をすると夫は10万人に1人がなるという
希少がんであることがわかりました。

胚細胞腫瘍
https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/germ_cell_tumor/index.html

夫は体外へ出るはずの睾丸が体内に留まっており
手術をしたものの、
担当医が睾丸を見付けられず。

その睾丸が悪性腫瘍となり癌化。

原発は消滅して転移した癌細胞が大きくなり
今回破裂したのではないかという見立てでした。
癒着している癌腫瘍は
うちならキレイに取れますよと頼もしいお言葉。

さらに腹腔鏡下手術で行われたため
ダメージも少なく回復が早い。

癌が破裂してから3年、
仕事に復帰して2年が経ちます。
今は定期検診に半年ごとに通っています。

まだ1歳半の娘を毎日病院に連れて行き
疲労を感じ取られたようで
病院の看護師さんに
子供を保育園に預けなさいと促されました。

保育園になかなか空きがない中、
夫と同い年のお子さんがいるという園長先生が
とても親身になってくださり、
娘を一時的に緊急保育という形で
保育園に預けられることになりました。

2歳になった娘は
プリスクールに入れることになり
その保育園は退園しましたが
とても助かりました。

ミールキットを使うと
小姑にまた文句を言われるのではないかという
恐怖により…w
お弁当作りも始まったので退会しました。


健康でいることって大切!!というお話でした。